この物語は通勤途中に妄想で考えたストーリーを文章化したものです。
「部下A」課長なんでしょうか?
「課長(私)」:前に言ったけど私は何の努力もせずに三度同じ間違いをする部下の面倒はみない。
君は数知れずに何度言っても同じミスをしたので人事権は部長に預けた。私なら懲戒免職ものだ!
「部下A」:課長、私の家族のためにもここを首になる事は出来ないので何とかなりませんか?
「課長」:私の手を離れてのでもう無理、ただ1つ手があるとしたら課員全員が君の懲戒免職の辞令に異議申し立てをする以外に方法はない
「部下A」:・・・
「課長」:君の口から出まかせでの欠勤には手を焼いていた、救いがあるとすれば君が話した家族への想いは真実と思いたい
今日は金曜日だが部長はA君の解雇を労働基準監督署と話して一度目は様子見てもう1度同じミスをして改善見込みが無ければ解雇理由になると確証を得た、顧問弁護士にも確認済みの状態だ
部長は私と違い切る時は外堀を埋めて一気に行う、こうなったら回避しようがない。1つだけ方法があるのすれば課員全員が身を挺して君を弁護するまでの関係性を来週の金曜日までの1週間で築き上げるしかない。
「部下A」:そんな事が私に出来るでしょうか?
「課長」:君が家族のためにうちに残るならやるしかない、課員の浅井係長に相談したら道が開けるかも知らないぞ
「部下A」:・・・
浅井係長は知るぞ知る、会社のご意見板でおかしい事は上に平気で進言するが部下にもめっぽう厳しい事で有名な人だ。
【1週間後の金曜日】
月曜日に通達があった「週末金曜日に人事に関する」伝達が行われた。
部長方針として入退職者の発表が課員全員に行われる場があります。
「部長」:課長から話しがあり色々調べた結果A君は課長の指導にも関わらず多数のミスをして会社に損害を与えたのを理由に懲戒免職に処するつもりだ。何か意見あるものは言ってくれ
この部長は出世コースに乗ったエリート社員で感情的に部下を飛ばす事でも有名、よもやそのまま会議が終わると思いきや
「浅井係長」:部課長、私から出過ぎたマネかも知れませんが課内の状況をお伝えしても宜しいでしょうか?
「部下」:構わん、会社のためになる意見なら聞こう
「浅井係長」:Aさんは数知れ失敗して、結果会社に損害を与えたのは事実です。しかし我が課、しいては会社の将来への道を開いと私は思っています。
「部長」:詳しく内容を聞こうか
「浅井係長」:部長もご存知の通りうちの課は会社の稼ぎ頭です。それも各課員が120%ないし時には150%のフル回転で我先にを競っていた事が背景にありました。
私が懸念していた事がありました、人はいつまでも100%超えで稼働していてはいつか倒れてしまいます。
そんな中でAさんはスキル的には課題もありますがムードメーカーを勤めて、Aさんのを人柄を通して80%稼働になったと思われます。
80%で売り上げ目標を達成すると言う事は彼らにそれだけの底力があり、それ以上上げるのではなく会社の将来のために温存するべきと考えます。
例えが適切かは分かりませんが、暴走した我が課のブレーキ役に無くてはならない存在です。
「部長」:そうなのか(と言いながら課長の顔を不審そう見る)課員のみんなはAさんの存在が課に必要と思えば挙手してくれ
「部下A」:恐る恐る顔を上げると全課員の手が上がっていた
「部長」:分かった、A君が課に必要という事だな、A君の懲戒免職は撤回しよう。
浅井係長、君は課長としてA君の監督指導をしてくれたまえ。では会議を終わる。
「部下A」:(数日後に地方に異動辞令が出た元課長に連絡を入れる)課長、その節は懲戒免職を回避する知恵を頂きありがとうございます。でもどうして?
「元課長」:うん、これには背景があって実は君にカツを入れるためと浅井君が言った通り課員の燃え尽きが気になり部長と対応をを防ぐ話しを全社的にしていた時に人事から君の話しがあった。
試験の結果は当社の合格基準より下だった、しかし人事部長曰く課をクールダウンさせ一体化させるのに適した人物と聞いた。
会社の将来を託す課の危機に対して1人くらい経費などさしたるものでないので役員を説得して君を採用した。
想定した通り君はみごとに課のブレーキ役を果たした(笑)
「部下A」:私のせいで課長が異動されて申し訳ありません、でもどおして?
「元課長」:君ごときの事で異動したのではない、思い上がるな(笑)社命だよ。
元はと言えば私がモーレツ社員の課を作ったが、時代背景や彼らの将来を考えたら浅井君の言った通りクールダウンするための人事が必要だった。
私が課長に留まったので一時的にクールダウンしても私は昭和人間なので元に戻ってしまう可能性が高く、若手育成の意味での人事だ。
君には失敗は仕方ないと思うがみんなのサポートを出来るまで育ってほしいと思う。それが彼らへの恩返しと私は思うので頑張ってくれ。

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