相模原障害者施設殺傷事件「月」を観て

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重度の障害者を支援する者として、2016年(平成28年)7月26日未明に起きた相模原障害者施設殺傷事件は忘れてはならない出来事と思っています。

とても重たいテーマの作品です支援者にとって忘れてはならない大切な事も含まれていると感じたので再度のAmazonプライムVideoで視聴しました。

事件のあらまし

相模原障害者施設殺傷事件 - Wikipedia
映画「月」予告編【10月13日(金)公開】
#石井裕也 #宮沢りえ #磯村勇斗 #二階堂ふみ #オダギリジョー #辺見庸 2023年、世に問うべき大問題作が放たれる原作は、実際の障害者殺傷事件をモチーフにした辺見庸による「月」。この問題作に挑戦したのは、常に新しい境地へ果敢に挑み続け...

ストーリー

太陽が見えないほど、深い森の奥にある重度障害者施設「三日月園」。

ここで新しく働くことになった堂島洋子は元・有名作家だ。東日本大震災を題材にしたデビュー作の小説は世間にも評価された。だがそれ以来、新しい作品を書いていない。

彼女を「師匠」と呼ぶ夫の昌平は人形アニメーション作家だが、その仕事で収入があるわけではない。経済的にはきつい状況だが、それでも互いへの愛と信頼にあふれた二人は慎ましく暮らしを営んでいる。

施設の仕事にはだんだん慣れてきたものの、しかしこの職場は決して楽園ではない。洋子は他の職員による入所者への心ない扱いや暴力、虐待を目の当たりにする。

だが施設の園長は「そんな職員がここにいるわけない」と惚けるばかり。そんな世の理不尽に誰よりも憤っているのは、さとくんだ。彼の中で増幅する正義感や使命感が、やがて怒りを伴う形で徐々に頭をもたげていく。

©『月』製作委員会

作品を観て思うこと

これは熱意を持って重度心身障害者を支援する人に起きがちな努力しても何の反応もない方に対しての無力感から怒りに変わってしまい最悪暴力に走る方も居ると聞きます。

それはもしかしたら高齢者施設にありがちな感謝の言葉が原動力になるのが障害者特に重度になると全く反応が無い事もあります。

それはヘルパー自体に欠乏感がありそれを埋めるために「ありがとう」を求める心理があるかも知れません。

自分の支援が相手のよりよい未来につながると言う信念と言うか理念が欠けていたのかも知れません。

これらは人間である以上は多少たりとも誰しも持っていて、闇に呑まれるリスクもあります、

それから逃れるためには安心して心の内を吐き出せる場や仲間がひつよ不可欠かも知れないと感じています。

これが正解とは考えていませんが、最初にいの一番に「話せない方と関わる時は自分の事を知り常に自問自答が必要不可欠」の話しがあり、今も大切にしている事です。

人はなぜ生きるかを問われている?

作品の中で出てくる「見えず聴こえず胃ろうから栄養を入れて便を出すだけで何の為に生きているのか?」と「介護スタッフが作家を目指すが文才が無くて何のために生きているのか?」は背景に人の生きる意味を問われていて、そこから逃げた事で事件が起きたのかもと感じたりもします。

問いかけの答えのヒントは?

「私たちはここに人間として生きている、誰もが同じ人間だ」の言葉がヒントを示しているように思います。

見えず聞こえず話せない重度障害者に対して心が無いと言った職員がいたけどここ以外は行く所が無いの母親の言葉に胸が締め付けられました。

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