「相模原障害者殺傷事件」と介護について想うこと

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新聞広告で「相模原障害者殺傷事件 (朝日文庫)」を見かけて福祉に関わる一人としてどんな心境の変化があったのか知りたくて是非読みたいと思っていました。

最初は近くの書店に行くつもりでしたが仕事終わりにはその気力もなくなり電子書籍を探しましたが見つからずに同様の書籍の電子版を購入しました。

相模原障害者殺傷事件 (朝日文庫)
2016年7月に神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた殺傷事件。死傷者45人を出した平成最悪の事件はなぜ起きたのか。20年1月から始まり、3月に死刑判決が言い渡され確定した裁判で明らかとなる、加害者の実像に迫る。

読んでいるうちに加害者の心境ではなく、殺害された犠牲になった重度障害者の19人の遺族の想いに胸に突き刺りました。

重度の子供と接していると時には自分の無力さや忙しさから社会的な意義が見えなくなる時もありました。

遺族が施設職員に対する感謝の想いを知って今一度初心に戻って重度障害児(者)と関わり、向き合いたいと思えた書籍でした。

第527回:生きる意味・価値を問うという傲慢〜『谷間の生霊たち』と相模原事件・傍聴記。の巻(雨宮処凛)
45年前に書かれたその小説は、「相模原障害者施設殺傷事件」を、そして現在のコロナ禍の医療現場の逼迫を奇妙に予言するような内容だった。その小説とは、『谷間の生霊たち』。著者は朝海さち子。…

一度公開をした後に気になって更に調べた結果、上記の記事を見つけました。

殺意のきっかけになったかは分かりませんが、初めて勤めた重度障害者施設での暴行や縛りつける現状を見た先輩介護士に質問したら数年勤めたら分かると答えがありました。

私も程度こそ違え共生をうたう団体のある部署で障害者が暴行を受けて居るのを目の当たりにして、疑問を管理者に伝えると「知っていて、何度が改善を伝えたが改めてられない」と聞いてショックを受けました。

また重度の障害者の介助に入り数々の疑問、質問があるにも関わらず担当が多忙過ぎて緊急な内容で無ければ伝えにくい雰囲気があり、何度伝えても対応されない事も多々ありました。

高い志を持って入っても過酷な現場で誰もが多忙過ぎて新人さんの疑問や葛藤に対応出来る余裕が全くなく、優しい人は心が折れて去っていき、残った人は時間勝負と過労勤務から志から離れて効率的にこなしていくマシーンとならない自らが危ないのが現状です。

この現状と課題にはいつも自問自答しています、安全な場所から理想を言うのは簡単ですが戦場並みの職場でどう対応するのか答えが見つからない状況です。

心が弱った状況で利用者に悪感情を抱いたとしてもある意味仕方ないと思います。「重度障害者を殺したいと心で思っても口にするな」はさらりと書かれていましたが恐ろしい会話だと感じます。

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